【基本情報技術者試験】スムーズな準備|申込と免除方法・受験料まで解説!
										- 基本情報技術者試験に向けて何を準備すればいいのかわからない
 - 基本情報技術者試験について詳しく知りたい
 
多くの人が基本情報技術者試験(FE)の受験を考える際、準備と試験勉強の計画に頭を悩ませることでしょう。
情報技術の基礎を学ぶための方法の一つが、基本情報技術者試験(FE)です。この記事では、試験の概要から出題範囲、試験方法について詳しく解説します。
記事を読むと試験の全体像がクリアになり、不安が解消し、効率的に準備を進められるでしょう。合格すればITスキルが認定され、キャリアアップの可能性が広がります。試験の合格に向けて、今から準備を始めましょう。
基本情報技術者試験(FE)とは

基本情報技術者試験(FE)は、IT分野の基本知識や技術を認定する国家資格です。情報処理推進機構(IPA)により実施されます。
基本情報技術者試験(FE)は、高度なIT人材になるための基本的知識と技能、実践的な活用能力を持った者が対象です。合格すると「基本情報技術者」の資格を取得できます。
IT部門やシステム開発会社では資格が就職や昇進の基準となるため、キャリアアップを目指す人にとって重要です。試験に合格すれば、IT業界での成功の土台が築けます。
» 基本情報技術者試験の難易度
基本情報技術者試験(FE)の目的
基本情報技術者試験(FE)は、IT分野で活躍する技術者が必要な基礎知識と技術を評価するために実施されます。試験の目的は以下のとおりです。
- 情報処理産業における人材育成
 - IT技術者の社会的地位と資質の向上
 - 情報技術の基本知識・技術の普及
 
IT技術者としてのキャリアを築いていくためのスタートラインを設定する重要な役割を担っています。
試験の現行制度(CBT方式の導入)

現在の試験制度は、コンピュータを利用したCBT(Computer Based Testing)方式です。従来の紙ベースの筆記試験に代わり、専用のコンピュータ端末で受験します。
CBT方式は、年間を通じて多くの試験日を選べ、結果も迅速に得られるため受験者にとって大きなメリットとなっています。紙の消費が減り、環境にも優しい方式です。
試験は監督官の常駐する安全な試験センターで行われ、セキュリティが強化されています。CBT方式により試験の信頼性が高まり、受験者にさまざまなメリットがあります。
基本情報技術者試験(FE)の魅力
基本情報技術者試験(FE)は、IT業界で就職やキャリアアップを目指す人にとって重要です。基本情報技術者試験(FE)の魅力は、以下のとおりです。
- 幅広いIT知識が身に付き、技術者としての基礎を固められる
 - 全国的に認知度が高く、技術者のステータスとしての価値がある
 - 学生や社会人でも受験可能で、キャリアのスタートラインとして適している
 - ペーパーテストとは異なるCBT方式で実施され、年に数回のチャンスがある
 - 情報技術の最新動向に即した出題で、現代のIT環境に適応した知識が問われる
 - IT分野における幅広いキャリアパスを目指すためのステップとして機能する
 
幅広いキャリアパスを目指す人にとって、基本情報技術者試験(FE)は重要な第一歩となります。技術者としての地位を高め、キャリアを向上させます。
基本情報技術者試験(FE)の出題範囲と構成

基本情報技術者試験(FE)の出題範囲は、情報技術の基礎知識と応用能力を確かめるために実施されるのです。試験は、さまざまな分野から出題され、午前と午後の2部構成で行われます。
基本情報技術者試験(FE)は、IT業界で活躍する上で広い視野と実践的なスキルを要求される試験です。
科目A(午前)の出題範囲
基本情報技術者試験(FE)の科目Aは、情報技術に関する基礎知識が問われます。出題は以下の3分野から構成されます。
- テクノロジ系
 - マネジメント系
 - ストラテジ系
 
科目Aの出題範囲を正しく理解し、対策を立てることが合格への鍵です。技術のみならず、応用とビジネスにおける重要性を踏まえた幅広い知識が求められます。
テクノロジ系
基本情報技術者試験(FE)のテクノロジ系では、情報技術の基礎知識が広く問われます。以下は主な出題範囲です。
- ハードウェア:コンピュータの基本構成、入出力装置、記憶装置
 - ソフトウェア:オペレーティングシステム(OS)の機能、ミドルウェア、アプリケーション
 - ネットワーク:LAN、WAN、インターネット、通信プロトコル
 - データ構造とアルゴリズム:データの型、構造、アルゴリズムの基本
 - プログラミング言語と処理過程:C言語、Javaなどの構文、プログラムの実行フロー
 - マルチメディア:画像、音声、動画などのデータ形式と圧縮技術
 - 情報セキュリティ:暗号化、認証、アクセス制御、セキュリティポリシー
 - システムアーキテクチャ:システムの構成要素、クライアントサーバモデル
 - システム開発技術:システム開発のプロセス、モデリング、設計手法
 - ソフトウェア開発マネジメント:プロジェクト管理、品質管理、作業見積もり
 
上記の範囲は広く、情報技術の基本を理解し、問題解決に応用できる能力が試されます。得られた知識は情報技術を活用する上での強い土台となり、さまざまな実務で役立ちます。
マネジメント系

マネジメント系の知識は、情報技術の運用や管理、プロジェクト管理において重要です。プロジェクトの成功には効果的なリーダーシップと計画が必要で、リソースの効率的な使用が求められます。
以下は、主な出題範囲です。
- プロジェクト管理の基礎と手法
 - システム開発ライフサイクルとプロセスモデル
 - サービスマネジメントとITILの概念
 - システム監査の基本
 - リスクマネジメントの基本と情報セキュリティポリシー
 - ソフトウェア開発手法、アジャイル開発を含む
 - 情報システムの企画、提案手法
 - IT戦略と企業戦略の連携
 - ビジネスプロセスと情報システムの関係
 - 経営資源としての情報システムの価値
 - プロジェクトのコスト管理と予算策定
 - ステークホルダー管理と利害関係者のコミュニケーション
 - プロジェクトマネジメントの国際規格(PMBOK、PRINCE2など)
 
マネジメント系の知識は技術面だけでなく、経営戦略や組織運営にも不可欠となります。チーム内のコミュニケーションスキルも重要です。チームメンバー間の情報共有や協力を通じて作業の効率化を図れます。
ストラテジ系
ストラテジ系は、経営戦略や情報システムの役割、組織の戦略への活用に焦点を当てています。情報システムは経営目標達成に不可欠で、計画立案や評価、運用が重要です。
主な出題範囲は以下のとおりです。
- 情報システム戦略の立案と評価
 - 情報システムの企画と投資評価
 - システム開発プロジェクトのマネジメント
 - システム監査とリスク管理
 - 情報セキュリティマネジメント
 - ITサービスマネジメント
 - 知的財産と法務関連知識
 
ストラテジ系は、情報技術を経営の視点から捉え、情報システムを組織の競争力の源として価値を最大化することを目的とします。
科目B(午後)の出題範囲

科目B(午後)では、IT分野の核となる3つの重要な分野から実践的な知識とスキルが問われます。科目B(午後)は、以下の分野からの出題です。
- アルゴリズムとプログラミング
 - データベースとネットワーク
 - セキュリティとシステム開発
 
具体的な技術の理解と適用能力が求められ、情報技術の進化する最新のトレンドを把握することも重要です。
現場で直接役立つ技術的な知識と問題解決能力を身につけられるため、IT技術者としてスキルアップに大いに役立ちます。
アルゴリズムとプログラミング
アルゴリズムとプログラミングは、基本情報技術者試験(FE)の科目B(午後)で、重要な分野です。
出題範囲は以下のとおりです。
- アルゴリズムの基本、プログラミング言語の特徴など
 - アルゴリズムの基本概念と特性
 - データ構造(配列、リスト、スタック、キュー、木構造、グラフなど)
 - 検索アルゴリズムとソートアルゴリズム
 - プログラムの基本構造(順次、選択、繰り返し)
 - プログラミング言語の基礎知識と文法
 - プログラムの設計と構築
 - ソフトウェア開発の基本プロセス
 - アルゴリズムの効率性(計算量と時間複雑性)
 - プログラミングに関する問題解決スキル
 
プログラミングにおける問題解決には、アルゴリズムの理解が不可欠となります。効率的なプログラムの設計や構築には基礎知識が求められるでしょう。
データベースとネットワーク

データベースは、情報を効率よく保存・管理・検索するためのシステムとして利用されます。ネットワークはデータを安全かつ迅速に共有するための基礎技術です。出題範囲は次のとおりです。
- データベースの基本的な概念と種類
 - データモデルに関する理論
 - データベース設計の手法
 - SQLなどのデータベース操作言語の使用方法
 - データベース管理システム(DBMS)の特徴と機能
 - ネットワークの基礎知識と標準化団体
 - LANとWANなどのネットワークの種類
 - TCP/IPプロトコルスタックとそのプロトコルの役割
 - ルーティングやスイッチングの基礎
 - ネットワークセキュリティの概念と対策
 
上記の技術は、さまざまな情報システムの設計や運用に不可欠であり、深い理解を持つことが重要です。
セキュリティとシステム開発
システム開発におけるセキュリティは、情報漏洩やシステム破壊のリスクを防ぐために不可欠です。インターネットでの買い物時、店舗が顧客のクレジットカード情報を守るためにセキュリティを強化する必要があります。
出題範囲は以下のとおりです。
- セキュリティの基本と用語の理解
 - 暗号化技術とそのアルゴリズム
 - ネットワークセキュリティとその対策
 - システム開発のライフサイクルとセキュリティの関連性
 - セキュアコーディングの原則と実践方法
 - 脆弱性対策とパッチ管理
 - セキュリティポリシーの策定と運用
 - セキュリティ監査と評価のプロセス
 - 法的規制とセキュリティコンプライアンス
 - セキュリティインシデントへの対応と復旧計画
 
システム設計から運用、改善まですべての段階でセキュリティを意識することが必要です。安全で信頼できるシステムを提供でき顧客からの信頼を得られます。
基本情報技術者の試験形式

基本情報技術者試験(FE)は、午前と午後の二部構成で行われる試験です。試験の形式は、コンピュータベースのテスト(CBT)方式で実施され、受験者は試験会場に設置されたコンピュータを使用して解答します。
午後の試験は20問中16問がアルゴリズムとプログラミング問題です。
| 項目 | 午前(科目A) | 午後(科目B) | 
| 出題形式 | 四肢択一 | 多肢選択 | 
| 出題数 | 60問 | 20問 | 
| 試験時間 | 90分 | 100分 | 
| 合格基準の正答率 | 60%以上 | 60%以上 | 
受験資格と申し込み方法

基本情報技術者試験(FE)の受験資格と科目A免除制度の利用方法、申し込み手順について詳しく説明します。
受験資格
基本情報技術者試験(FE)は、学歴や年齢、性別、国籍、職業など受験資格に制限がありません。IT関連の知識や実務経験の有無に関わらず誰でも受験可能です。多くの人々に情報技術の基礎を学び、能力を証明する機会を提供しています。
科目A免除制度の利用方法

科目A免除制度を利用すると、午前の科目Aを受ける必要がなくなります。
免除の対象者となるのは、IPAの認定を受けた講座を修了し、修了認定試験に合格した人です。免除を受けるためには申し込み時に「修了認定者管理番号」の入力が必要です。
免除が認められたか必ず受験票でチェックしてください。科目Aが免除された後も、科目Bの試験には準備が必要です。
申し込み手順
基本情報技術者試験(FE)の申し込み手順について詳しく解説します。
手順は以下のとおりです。
- 公式ウェブサイトにアクセス:「基本情報技術者試験」の申し込みページを探す
 - アカウントの登録:アカウントを持っていない場合は新規登録が必要です。 必要な個人情報を入力してアカウントを作成します
 - ログインと申し込み手続き:登録したアカウントでログインし、申し込み手続きを開始します
 - 試験会場と試験日の選択:希望する試験会場と試験日を選択します
 - 受験料の支払い:受験料は7,500円(税込)です。支払い方法を選び、指定された方法で支払います
 - 申し込み内容の最終確認:申し込み内容を確認し、最終的な申し込みを完了させます
 - 受験票の印刷と試験準備:受験票を印刷します。 申し込み完了メールや受験票の内容を確認し、試験日の準備をします
 
まとめ

基本情報技術者試験(FE)は、情報技術の基礎知識とスキルを認定する国家試験です。試験はCBT方式で年に数回受験が可能で、情報技術分野でのキャリアアップやスキル証明に役立ちます。
| 項目 | 午前(科目A) | 午後(科目B) | 
| 出題範囲 | テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系 | アルゴリズムやデータベースなど | 
| 出題形式 (マークシート式)  | 四肢択一 | 多肢選択 | 
受験資格に制限はありません。科目A免除制度を利用すれば、より効率的に試験準備を進められます。
オンラインで気軽に申し込むと、スムーズに試験日を迎えられます。試験日に向けて計画的に勉強時間を確保し、必要な知識とスキルを身に付けましょう。
» 基本情報技術者試験の勉強時間
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